宗像 俊輔 客員研究員
最終学歴
一橋大学大学院 社会学研究科 博士後期課程 修了(博士〈社会学〉)
兼職名
歴史学研究会近代史部会委員(2018年7月~)
GrASP!(The Japanese Association of Graduate Students in American Studies Programs)運営委員(2016年4月~)
一橋大学社会部ティーチングアシスタント「社会科学論Ⅱ」(2017年10月~11月)
一橋大学社会部ティーチングアシスタント「社会科学論Ⅱ」(2016年10月~2017年1月)
一橋大学社会部ティーチングアシスタント「アメリカ社会史入門」(2013年10月~2014年2月)
主な経歴
一橋大学大学院社会学研究科 修士(社会学)(2016年)
モラロジー専攻塾卒業(2012年)
麗澤大学外国語学部卒業(2010年)
専攻分野
アメリカ史<19世紀~20世紀初頭、社会史、交通史(主に鉄道)>
研究テーマ
19世紀アメリカの鉄道業を主軸に、現在(2019年)、以下のテーマに取り組んでいる。
①アメリカの中央集権化(連邦権の拡張)
②対外拡張政策(中南米、アジア・太平洋地域)
③労働規範の制度化における雇用者―労働者関係(服務規程、労働者教育)
主な実績
学位論文
- 「鉄道がつくったアメリカ ―2つの大陸横断鉄道と国民統合―」2015年度一橋大学大学院社会学研究科(修士課程)
論文
- 「パナマ地峡鉄道とヤング・アメリカ運動―アンテベラム期アメリカの海外進出の具現化―」『麗澤レヴュー』通巻25号、pp. 11-18、2019
- 「「大陸横断鉄道」計画とアメリカ合衆国憲法―インフラ整備における連邦権の拡大の契機として―」『麗澤レヴュー』通巻23号、pp.59-76、2017.9
論考
- 「「人の移動」の視座からみる廣池千九郎とモラロジー―門人・中田中の回想から―」『モラロジー研究』第81号(2018年)、1-9頁
学会報告
- 「19世紀中葉の「大陸横断鉄道」計画が推進した帝国の拡大 1803―1869」鉄道史学会2019年度第2回例会(青山学院大学) 令和2(2020)年1月11日
- 「米墨国境のポリティクスと太平洋鉄道南部ルート ―国境管理をめぐるアンテベラム期アメリカの言論空間―」地球システム・倫理学会年次大会(東京大学本郷キャンパス) 令和元(2019)年11月24日
- “The Planning of the Panama Isthmus Railroad and the Expansion towards Asia”, The International Conference “The Railway Journey from the 19th to the 21st Centuries. A Cultural History of Railway Transport and Mobility” (Babes-Bolyai University) 令和元(2019)年9月13日
- 「コメント“Plotting Colonial Independence: Intra-Asian Conflict in the Novels of Richard Kim”」2019年アメリカ学会プロセミナー(中央大学駿河台記念館)令和元(2019)年6月3日
- 「19世紀アメリカの交通政策とパナマ地峡鉄道 ―対外膨張主義の嚆矢として―」第45回交通史学会大会(立正大学品川キャンパス) 2019年5月12日
- 「鉄道労働者の労働倫理確立をめぐる19世紀アメリカの言論空間―「科学的」な服務規程集か「宗教的」倫理観か―」アメリカ経済史学会12月例会(京都大学) 平成30(2018)年12月8日
- 「鉄道労働者向け服務規程集の策定をめぐる企業―労働者間の葛藤―システマティックな制度か宗教的な倫理観か―」鉄道史学会第36回大会(駒澤大学駒沢キャンパス) 平成30(2018)年11月17日
- The Birth of Railroad Hospitals and the Dawn of Modern Medical Care in the United States,” 日米協会主催「アメリカ研究者の集い2018」(国際文化会館) 平成30(2018)年10月1日
- “Railroad System Made ‘Safety First Movement’: From the Experiences of Both Railroad Companies and Its Laborers” 10th Biennial Conference of The Swedish Association for American Studies (Stockholm University) 平成30(2018)年9月28日
- “Railroad System Made Safety Standard,”日米協会主催「アメリカ研究者の集い2017」(国際文化会館) 平成29(2017)年10月2日
- 「鉄道システムがつくった労働規範―セントラル・パシフィック鉄道の「従業員用記録集/服務規程集」を例に―」日本アメリカ史学会第14回年次大会(愛知県立大学) 平成29(2017)年9月24日
- 「コメント“An Untimely People and Untimely Place:The Space-Time(s) of Ferguson”」2017年アメリカ学会プロセミナー(津田塾大学小平キャンパス) 平成29(2017)年6月8日
- 「鉄道がつくったアメリカ―2つの大陸横断鉄道と国民統合―」 日本アメリカ史学会第35回例会 修士論文報告会(青山学院女子短期大学) 平成28(2016)年4月16日
- 「2つの大陸横断鉄道とアメリカ合衆国―その政治性に焦点をあてて―」 歴史学研究会近代史部会 修士論文発表会(早稲田大学) 平成28(2016)年6月12日
- “Studying American Railroad History: Research Progress and Prospect,” 日米協会主催「アメリカ研究者の集い2016」(国際文化会館) 平成28(2016)年9月29日
一般雑誌等への論文・記事等の掲載
- 「第37回例会 野口久美子著『カリフォルニア先住民の歴史―「見えざる民」から「連邦承認部族」へ―』、ヘザー・アンドレア・ウィリアムズ著(樋口映美訳)『引き裂かれた家族を求めて―アメリカ黒人と奴隷制―』合評会」『日本アメリカ史学会例会報告記録集』(第12期・第13期2015年12月~2017年7月)
研究プロジェクト(外部資金採択を含む)
- 松下幸之助記念志財団 助成・顕彰プログラム 研究助成 「19世紀アメリカ合衆国における労働者教育の誕生と「服務規程集」の役割 ―鉄道産業にみられる労働者の規律維持と職業倫理の涵養―」(研究代表者) 松下幸之助記念志財団 (令和元(2019)年10月-令和2(2020)年9月)
- 一般社団法人日米協会助成「アメリカ研究助成プログラム2018」 「医療記録が可能にした労働者保護制度―鉄道病院の役割と医療保険、疾病予防、安全教育―」(研究代表者) 一般社団法人日米協会 平成29(2018)年