「道徳教育研究コロキアム」を開催

 令和4年1月26日、道徳教育研究推進プロジェクトによる「道徳教育研究コロキアム」をオンラインにて開催。「オンライン道徳教育は可能か ―その実際と課題―」をテーマに41名の参加がありました。

 報告者として、
鈴木明雄(麗澤大学大学院特任教授、元中学校校長)
富岡 栄(麗澤大学大学院特任教授、元中学校校長・幼稚園園長)

 指定質問者には、
橋本富太郎(道科研主任研究員、伝統文化研究プロジェクトリーダー、麗澤大学准教授)
横田理宇(道科研研究員、麗澤大学准教授)
の方々にご登壇いただきました。

 まずプロジェクトリーダーである江島顕一(道科研主任研究員、麗澤大学准教授)より、趣旨説明と問題提起が行われ、具体的には「オンライン道徳教育」が、①教育形態・方法の観点から、②資質・能力育成の観点から、それぞれ可能かどうかが問われました。

 

 

 鈴木講師は、①十分可能、②可能、と回答しながら、東京都における具体的な実践事例などを紹介し、学校としての「オンライン道徳教育」のあり方について言及しました。

 富岡講師は、①基本的に可能、②可能になる場合がある、と回答しながら、全国各地での特色ある取り組みや、道徳教育研究者による研究動向の紹介を行いました。

 指定質問では、3人の報告にそれぞれ質問を投げかけました。

 橋本講師は、大学でのオンライン道徳教育の実際の経験を踏まえ、子どものオンライン環境やICTスキルなどの教育実態に関する質問がありました。

 横田講師は、大学のオンライン教育の整備・推進の立場から、小中学校におけるオンライン独自の教育的な利点や効果に関する質問がありました。

 

 

 指定質問の後には、参加者からの質疑応答も行われ、オンライン道徳教育の可能性と限界(対面に対する優位性など)について議論が行われました。

 この約2年間のコロナ禍の中で学校の教育はオンラインに移行し「オンライン道徳教育」はどのようになされてきたのか。その実践と課題について各学校現場での取り組みを共有し、新たな時代のよりよい道徳教育のあり方を探究する「最初の試み」となるコロキアムとなりました。

(文責:道徳教育研究推進プロジェクトリーダー 江島顕一)