研究の現場から From the research field
道徳科学研究所(道科研)では、各研究員がさまざまな学問分野の観点から、モラロジーの学問的前進に向けて研究しています。
月にほぼ2回のペースで、現代倫理研究会(現・モラルサイエンス研究会)という公開研究会を開催し、毎回2名の研究員が発表し討論を行っているほか、モラルサイエンス・コロキアムや道徳科学研究フォーラムなどを通じて研究の成果を発表するとともに、学術雑誌『モラロジー研究』を年に一回発行し、研究成果を論文や研究ノートの形で内外に向けて発信しています。
こうした研究の内容を、できるだけ分かりやすくお伝えするという趣旨で、『まなびとぴあ』に、各研究員の研究テーマをエッセイ風にまとめ、シリーズ記事として掲載しています。
まだ研究の途上にあり、中間報告的な記事になることもあるかと思いますが、本シリーズ記事が、生涯学習活動の活性化に向けて、少しでもお役に立つことができれば嬉しく思います。
令和6年
令和6年度「道科研」研究活動方針 創立者から託された研究課題に向き合う | 犬飼孝夫 | 『まなびとぴあ』令和6年4月号 |
共同研究 『皇室野史』の再発見 | 橋本富太郎 | 『まなびとぴあ』令和6年3月号 |
令和5年
第3回 年次学術大会を開催 モラロジーと専門の視点から道徳的諸問題に迫る | 竹中信介 | 『まなびとぴあ』令和5年12月号 |
オンライン道徳科学研究フォーラム ② 『道徳科学の論文』を現代的視点からとらえる 「人間・生命・精神の進化」 | 大野正英 | 『まなびとぴあ』令和5年11月号 |
共同研究プロジェクト 「日本発ウェルビーイング教育と人類の安心・平和・幸福」 | 髙橋史朗 | 『まなびとぴあ』令和5年10月号 |
オンライン道徳科学研究フォーラム 現代社会問題に対するモラロジーのアプローチ その2 | 中山 理 | 『まなびとぴあ』令和5年9月号 |
『道徳科学の論文』抜粋案の検討と記述内容の研究 | 小山高正 | 『まなびとぴあ』令和5年8月号 |
創立者が後世に託した研究課題の探求 | 宮下和大 | 『まなびとぴあ』令和5年6月号 |
令和5年度「道科研」研究活動方針 多様化する社会に通底する価値を問う | 犬飼孝夫 | 『まなびとぴあ』令和5年4月号 |
道徳と宗教の関係を問う | 田島忠篤 | 『まなびとぴあ』令和5年3月号 |
令和4年
第二回 年次学術大会を開催 道徳の本質的課題と社会的課題に取り組む | 竹中信介 | 『まなびとぴあ』令和4年12月号 |
オンライン道徳科学研究フォーラム 「現代社会問題に対するモラロジーのアプローチ」 | 中山 理 | 『まなびとぴあ』令和4年11月号 |
共同研究 「『中津 廣池千九郎研究講座』の充実化に関する研究」 | 橋本富太郎 | 『まなびとぴあ』令和4年8月号 |
アイデンティティ論から 「伝統の原理」の本質に迫る | 宮下和大 | 『まなびとぴあ』令和4年7月号 |
私 たちの生き方に道徳と宗教はどう関わるのか? ―「道徳と宗教に関する研究会」(共同研究)の取り組み | 竹中信介 | 『まなびとぴあ』令和4年6月号 |
「道科研 事務室だより」を通じて、 ――道科研と全国のモラロジアンをつなぎたい | 楠 伸次 | 『まなびとぴあ』令和4年5月号 |
令和4年度「道科研」研究活動方針 創立者が託した課題に向き合う | 犬飼孝夫 | 『まなびとぴあ』令和4年4月号 |
「ケアとモラロジー」研究会 ――「共同研究」による「研究×教育」の試み | 宗 中正 | 『まなびとぴあ』令和4年3月号 |
共同研究プロジェクト ムハンマドを含めた聖人研究の展望 | アブドゥラシィティ アブドゥラティフ | 『まなびとぴあ』令和4年2月号 |
令和3年
共同研究プロジェクト 近代日本における国民の道徳と社会の教育 | 久禮旦雄 | 『まなびとぴあ』令和3年12月号 |
歴史研究プロジェクト 国家の歴史認識を現代史の課題として、その実態に迫る | 西岡 力 | 『まなびとぴあ』令和3年11月号 |
伝統文化研究プロジェクト 学祖の国家伝統研究を受け継ぐ | 橋本富太郎 | 『まなびとぴあ』令和3年10月号 |
モラルサイエンス研究推進プロジェクト 現代の文明状況に対応した新たなモラルサイエンスを構想する | 川久保剛 | 『まなびとぴあ』令和3年9月号 |
道徳教育研究推進プロジェクト 「教育現場」に資する研究活動をめざして | 江島顕一 | 『まなびとぴあ』令和3年8月号 |
モラロジー研究推進プロジェクト 幅広い対話と考察を通じてモラロジー・最高道徳の深化・発展をめざす | 宮下和大 | 『まなびとぴあ』令和3年7月号 |
道徳科学研究フォーラムin東海 「歴史問題を考える」を開催 | 東海ブロック/道徳科学研究所 | 『まなびとぴあ』令和3年6月号 |
令和二年度「第三回 モラルサイエンス・コロキアム」を開催 ――「企業におけるSDGsの最前線」をめぐり研究者と実務家が議論 | 道徳科学研究所 | 『まなびとぴあ』令和3年5月号 |
「道徳科学研究センター」から「道徳科学研究所」へ | 犬飼孝夫 | 『まなびとぴあ』令和3年4月号 |
第二回 道徳科学研究フォーラムを開催 新たな時代の道徳をめぐってさまざまな視点から議論 | 道徳科学研究センター | 『所報』令和3年3月号 |
道経一体経営論とSDGs ― 人づくりの公設機関としての企業 | 大塚祐一 | 『所報』令和3年2月号 |
故郷喪失した現代社会の魂と安住の地 | 田島忠篤 | 『所報』令和3年1月号 |
令和2年
廣池千九郎と近代 | ラフ, A.ピーター | 『所報』令和2年12月号 |
不道徳を武器にする21世紀の戦争 ~道経一体論が直面する現実と課題~ | 山岡鉄秀 | 『所報』令和2年11月号 |
ムスリムと共生への関心 | アブドゥラシィティ アブドゥラティフ | 『所報』令和2年9月号 |
裁判官とコモン・センス | ジェイソン・モーガン | 『所報』令和2年8月号 |
廣池千九郎関係資料の整理と保存 | 矢野篤 | 『所報』令和2年7月号 |
もう、「もめごと」は怖くない!? | 木下城康 | 『所報』令和2年6月号 |
SDGsと三方よしの経営 | 横田理宇 | 『所報』令和2年5月号 |
延長された高齢期の発達課題と道徳的課題 | 小山高正 | 『所報』令和2年4月号 |
令和大礼と伝統文化 ~この機に日本の文化と道徳を考える~ | 橋本富太郎 | 『所報』令和2年3月号 |
モラルサイエンスに基づく新たな道徳教育学の樹立をめざして ――道徳的感情を育む「感知融合」の道徳教育 | 髙橋史朗 | 『所報』令和2年2月号 |
正しさと優しさをいかに調和させるか? 正義と慈悲の研究 | 竹中信介 | 『所報』令和2年1月号 |
令和元年/平成31年
「知徳一体」の現代的文脈への応用の試み | 梅田徹 | 『所報』令和元年12月号 |
廣池千九郎と福澤諭吉(2) | 江島顕一 | 『所報』令和元年11月号 |
家と法―廣池千九郎博士の研究から | 久禮旦雄 | 『所報』令和元年10月号 |
モラルサイエンスの研究拠点形成に向けて―新たな企画のスタート | 川久保剛 | 『所報』令和元年9月号 |
過疎地域の伝統宗教の事情 | 冬月律 | 『所報』令和元年8月号 |
慰安婦が奴隷でなかった証拠を台湾で発見 | 西岡力 | 『所報』令和2年7月号 |
研究領域を「見える化」して道徳研究の発展をめざす | 宗中正 | 『所報』令和元年6月号 |
研究倫理教育のあり方―不正への誘惑に曝される研究者たち | 足立智孝 | 『所報』令和元年5月号 |
ナラティヴ・アプローチ | 竹内啓二 | 『所報』平成31年4月号 |
現代日本の教員養成の課題―主として初等教育段階について― | 諏訪内敬司 | 『所報』平成31年1月号 |
平成30年
人間存在そのものが問われる!?―AIに関わる倫理問題 | 大野正英 | 『所報』平成30年12月号 |
道徳の科学的研究について―「道徳」はどのように生まれ変化してきたか | 立木教夫 | 『所報』平成30年11月号 |
「感謝」研究の必要性 | 宮下和大 | 『所報』平成30年10月号 |
アドラー心理学とモラロジー | 犬飼孝夫 | 『所報】平成30年9月号 |