モラルサイエンス・コロキアム開催報告

 令和8年2月4日、モラルサイエンス研究推進プロジェクト主催、道徳教育研究推進プロジェクト共催にて、令和7年度モラルサイエンス・コロキアム「麗澤大学における道経一体教育の歴史と展望」が、対面・オンライン併用のハイブリッド形式で開催されました。本研究会は、モラロジーに基づく麗澤大学の教育理念を背景として、麗澤大学経済学部・経営学部を中心に展開されてきた道経一体教育の歩みを振り返り、今後の方向性を検討することを目的として企画されました。

 キーノートでは、まず下田健人先生(経済学部教授)が、旧経済学部における道経一体コース設置の経緯、および、理念に基づくカリキュラム形成の歴史と意義を報告しました。続いて、大越利之先生(道科研客員研究員・経済学部教授)は、経済学の方法論を踏まえ、道徳や利他性を動機・制度・帰結の観点から捉えることで、現経済学部における道経一体教育の展望を示しました。さらに、寺本佳苗先生(道科研客員研究員・経営学部教授)からは、経営学部における段階的な道経一体教育の紹介、および、経営学との理論的接点や今後の課題について報告を頂きました。


下田健人(麗澤大学経済学部教授)


大越利之(道科研客員研究員・経済学部教授)


寺本佳苗(道科研客員研究員・経営学部教授)


 後半のパネルディスカッションでは、経済学部・経営学部で道経一体教育に携わる教員・研究者を交え、教育現場での知見を踏まえつつ、道経一体の理念と既存の学問的方法論、および、教育と研究をいかに往還させるかについて活発な議論が行われました。本研究会を通じて、麗澤大学における道経一体教育の現在地が共有されるとともに、その深化と発展に向けた課題と展望が確認されました。



パネルディスカッション


文責:モラルサイエンス研究推進プロジェクト・サブリーダー 横田理宇