道徳教育コロキアムを開催(10/8)

 令和7年10月8日、道徳教育研究推進プロジェクトによる「道徳教育コロキアム」を開催しました。

 道徳教育研究推進プロジェクトでは今年度の統一テーマを「道徳教育研究の最前線」とし、その2回目として「道徳教育研究の最前線②『道徳授業者のための教養』」をテーマにコロキアムを行いました(なお、1回目は①『道徳教育はいかにあるべきか』3部作)。

 発表は『道徳授業者のための教養』の執筆者である、鈴木明雄(麗澤大学大学院学校教育研究科教授)、松原好広(同准教授)、富岡栄(麗澤大学客員教授)の3人が行い、司会を当プロジェクトの江島顕一が務めました。

 3人は、本書のねらいや意義、特色、そして今後の道徳教育研究の方向性などについて発表しました。本書の内容に関しては、鈴木は「自己犠牲に関する教材は戦後意図的に省かれたって本当?」、松原は「「手品師」は賛否があるって聞くけどなぜ?」、富岡は「「卵焼き」「足袋の季節」のような時代感覚に合わない教材をどう使えばよい?」などの項目を取り上げて解説を行いました。

左から鈴木明雄 教授、松原好広 准教授、富岡 栄 客員教授

 質疑応答では、道徳教育における生命の尊重や畏敬の念、また内容項目のDの視点についてなど、道徳教育の根本をどう捉え位置付けるかについて議論が交わされました。

 道徳教育研究推進プロジェクトは、今後も道徳教育の充実に資する研究を様々に展開してまいります。

(文責:道徳教育研究推進プロジェクト リーダー 江島顕一)