道徳教育コロキアムを開催(10/2)

 令和6年10月2日、道徳教育研究推進プロジェクトによる「道徳教育研究コロキアム」を対面とオンラインのハイブリッド形式にて開催し、34名の参加がありました。

 今回のコロキアムでは、NPO法人歴史人物学習館館長で経営学博士の伊勢雅臣氏と京都光華女子大学副学長で、京都大学特任教授、麗澤大学客員教授も務める谷本寛文氏をスピーカーにお招きして、「日本型ウェルビーイングの構想と展開」に関する論題・論点についてお話しいただきました。

 司会と全体報告は、道徳科学研究所教授の高橋史朗氏が務めました。

 伊勢講師は、「大御宝〜日本型ウェルビーイングの理念」と題して、日本史を貫く日本型ウェルビーイングの理念を歴代天皇が大切にされた「大御宝」の思想に見出す議論を展開されました。

伊勢雅臣 講師

 谷本講師は、「ウェルビーイングの実現〜日本型教育の理念〜」と題して、非認知能力の養成に優れた日本型教育の可能性とその実践について、京都光華女子大学の取り組みを中心にお話しになりました。

谷本寛文 講師

 髙橋講師は、「日本型ウェルビーイングの構想と展望」と題して、日本型ウェルビーイングの概念化に向けた理論的枠組みについて、「感知融合」、「縦軸と横軸」の調和などの論点に即しながら展開されました。

高橋史朗 講師

 全体として、学際的・統合的な議論を通して、「日本型」に着眼点を置いたウェルビーイングの概念化について展望する有意義な機会となりました。

(文責:道徳教育研究推進プロジェクト)