研究センター特別研究会:ラムザイヤー教授による講演を開催
令和元年7月19日(金)、モラロジー研究所において、ハーバード大学ロー・スクールのジョン・マーク・ラムザイヤー教授をお招きし、特別研究会を開催。
ラムザイヤー教授は日本法研究の世界的権威であり、経済学的な手法を用いた法社会分析で知られています。教授は代表作である『法と経済学―日本法の経済分析』(弘文堂、1990年)でサントリー学芸賞を受賞。2018年には、米国における日本の法・経済研究への貢献から、旭日中綬章を受章されています。
今回の研究会では、「アメリカから見た日本法の過去と現在 ― 憲法判例を通して」と題し、わが国の法曹界における性差別の存在や、政治的イデオロギーと出世の関係性などに関する具体的な研究成果に基づいてご講演いただきました。その後は参加者との間で、数値データに基づく実証的な研究方法の有効性について、様々な観点から、活発な質疑応答が交わされました。
今回の特別研究会は、日本の法曹界をめぐる事実認識を深めるうえで非常に有意義な機会となりました。