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 2月23日、鎌田 東二・京都大学こころの未来研究センター教授による公開講演会を開催

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2011年2月23日 Category : NEWS  公開講演会


「「日本的霊性」を考える」

道徳科学研究センターは2月23日、京都大学こころの未来研究センター教授、鎌田東二氏を迎えて公開講演会を開催。参加者は約七〇名でした。
鎌田講師は、鈴木大拙著『日本的霊性』の再検討から入って神仏関係史を辿り、「神道とは何か」に応える形で現代の諸問題に対していくつかの解答を示されました。

講演会冒頭に、鎌田講師自らによる石笛と横笛、そして法螺貝の演奏があり、心に響く美しい音色に聴衆は魅了されました。
講演に入ると、画像を交えた豊富な資料をもとに、まず大拙の「霊性論」の不十分な点を指摘し、神道から新しい視点を加え、日本においては神道と仏教がそれぞれに役割を果たしつつ、独特な宗教文化を育んできたことなどを紹介されました。
日本の霊性は、人間の作り出した観念というよりも、山などの自然の姿の中に現れるものであり、「空間」が神道には重要な点であることなど、非常に示唆に富む内容でした。
最後に、心と体と技をつなぐ滝行に見られる日本文化の特性や神道の持つ可能性を世界に発信し、環境問題、宗教間の軋轢など、世界がかかえる現代の諸問題を解決すべく、「神仏共働」、「霊性のコモンズ」を提言され講演を結びました。
(道徳科学研究センター 橋本富太郎)




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