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 3月20日、内山節氏による公開講演会を開催

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2010年3月20日 Category : NEWS  公開講演会


「里の思想―みえない歴史をつかみなおす」

 道徳科学研究センターは三月二十日、内山 節氏を迎えて公開講演会を開催、参加者は約六十名でした。 内山氏は山村に長年暮らしている体験を踏まえて、現代という時代の問題や歴史について思索されたことを語られました。

  現代人はグローバル化の影響を受けていますが、ローカルなものを求める動きも大きくなっています。日本における「村」は、自然と人間の世界、亡くなった人の魂と共に生きている世界、そして、大昔から受け継がれた同じ畑を耕しているという意味で永遠性を感じ取れる世界です。 日本人は一九六五年ころを境に、高度経済成長や環境の変化などの理由で、自然のメッセージを正確に読み取ることができなくなりました。それは現代人がかつての「村」においては働かせていた、人間が身体性や霊性で自然と結びつく能力を知性で押さえ込んでしまっているからです。今、便利さや物質文明と引き換えに失ったこれらの大切な力をつかみなおす時代が来ていると、講演を結ばれました。

(道徳科学研究センター/竹内啓二)




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