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 6月18日(土)、奈良康明・駒澤大学総長(文学博士)による公開講演会を開催

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2005年6月18日 Category : NEWS  公開講演会


仏教は文明共存の道を示しうるや -釈尊の教えの現代的意義-—「奈良康明」

 道徳科学研究センターは、6月18日(土)、モラロジー研究所総合本館小ホールに、インド仏教文化史の権威、奈良康明先生(駒澤大学総長・文学博士)をお迎えして、公開講演会を開催。テーマは「仏教は文明共存の道を示し得るや-釈尊の教えの現代的意義-」、参加者は、53名でした。

 先生は、現代の仏教徒には、個人の心の救済という課題に加え、エゴイズムやニヒリズムのような現代社会の精神的病理に取り組む使命とともに、異なる宗教を信じる人々の共存・対話・協調のチャンネルを開き、文明共存の道を示すという使命があると指摘されました。

 先生は、長年、仏教徒とキリスト教徒との対話集会に参加してこられましたが、そのご経験も踏まえて、仏教は次のような「対話のチャンネルを開くための思想的資産」を持っていると論じられました。すなわち、「仏教の合理性」、「特定の教義をたてず、教権も認めない」、「すべてのものは、つながりあい、かかわりあって存在しているという、縁起の社会観」、「慈悲の実践を自他の関係の基本とすること」などです。仏教徒は、諸文明・諸宗教の共存・対話・協調に貢献するための、貴重な精神的資産を釈尊から継承している、と改めて自覚させられた講演会でした。このご講演は、『モラロジー研究』57号(平成18年春刊行予定)に収録される予定です。




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