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 平成26年度 「モラロジー研究発表会」(柏会場)を開催

平成26年度 モラロジー研究発表会24

2015年2月2日 Category : NEWS  モラロジー研究発表会


テーマ「利他性を考える」

1月24、25日の両日、廣池千九郎記念講堂(千葉県柏市)において第42回となる研究発表会を開催。日本全国から150名が参加しました。

開会にあたって、廣池幹堂・モラロジー研究所理事長と大野正英・道徳科学研究センター長が挨拶を行いました。廣池理事長は、今年は廣池学園創立80周年という節目の年であり、モラロジーの研究が時代を経るごとに深みと広がりを得てきたことへの感慨を述べました。また内外の情勢の変化や科学技術の進歩、グローバル化など、社会の多様化が進む中で新たな問題が次々に現れていることに触れ、モラロジーがそれらの問題にしっかりと対応していくことが今後の課題であると提起しました。

大野センター長は、混乱する中東情勢を例に挙げ、廣池千九郎が『道徳科学の論文』の中で「主義(イズム)」ということの弊害を繰り返し記していることを紹介。今こそお互いの差異を認め合う「互敬」の精神が必要とされていると訴えました。また今回のテーマである「利他性」について、どのような形で現在の社会の中で利他性の研究を生かしていけばよいか、今回の発表の中で議論が深まることへの希望を述べ、挨拶を結びました。

その後、統一テーマに基づいて、モラロジー専攻塾生や登録維持員、研究センターに所属する教授・研究員が発表を行いました。

翌25日には、発表に続いて「モラロジーの現代化――生と死をめぐる活力ある研究と活動をめざして」と題して水野治太郎・麗澤大学名誉教授・NPO法人千葉県とうかつ地区「生と死を考える会」理事長が講演。みずからの活動を通じて、理論と一般論に偏ることなく、一人ひとりのいのちに注目する大切さを述べ、苦しんでいる人に対して寄り添うような関わり方をしていくことの重要性などを論じました。

その後に行われた全体討論の場では、講演を行った水野氏に質問が集中したほか、二日間の発表をもとに、「経済における格差の問題」「テロが起こる原因」「世代間における意思疎通問題の解決法」などについて質疑応答が交わされました。

最後に、大野センター長が閉会の挨拶を行い、利他性という一つのテーマに対していろいろな角度から発表がなされたことに触れながら、同テーマで行う次回のモラロジー研究発表会への期待を述べ、柏会場における発表会は盛会のうちに幕を降ろしました。

 




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