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 7月26日(土)櫻井治男・皇學館大学文学部特別教授による公開講演会を開催


2014年8月4日 Category : NEWS  公開講演会


櫻井治男・皇學館大学文学部特別教授

櫻井治男・皇學館大学文学部特別教授

 

 道徳科学研究センターは7月26日(土)、皇學館大学文学部特別教授・櫻井治男氏を迎えて、「神道と福祉―控えめな社会・文化資源―」をテーマに公開講演会を開催。50名が聴講しました。

 
 宗教社会学をはじめ、近代神道・神社祭祀研究を専門とする櫻井講師は、最初に、豊かさに恵まれた現代社会に表れる「生活苦」と「老老介護」等の生活課題を説明。その後、皇學館大学社会福祉学部の事例等を交えながら、神道の福祉活動について述べました。
 他の宗教では、経典・聖典などに基づいて福祉活動に取り組む一方、神道にはそのような基準となるものはないが、神道的福祉の思想に基づいて様々な福祉活動がなされてきたとしています。
 また、日本には様々な神社があり、それらの神社の持つ資源には、①文化の伝承・創造環境、②人的・社会的組織環境、③自然的環境、の3つの環境資源が相互に関係していると、桜井氏は主張しました。
 伝統文化の価値観をいかに福祉に生かし、人々のつながりに新たな光を見出していくか、いかに地域社会の発展に貢献していくか、などの持続可能な社会構築が問われる現代社会において、「神社の持つ資源と社会関係資源を活用する」ことで、そのような社会が実現できると結びました。

会場のようす

会場のようす

 

櫻井治男(さくらい はるお)

昭和24年、京都府生まれ。48年、皇學館大学大学院文学研究科修士課程修了。同大学助手・講師・助教授を経て、平成5年文学部神道学科教授。神道研究所長、学生部長、社会福祉学部学部長を歴任。現在、皇學館大学文学部特別教授。神社本庁総合研究所運営委員・日本宗教学会常務理事・神道宗教学会理事・明治聖徳記念学会理事・ 財団法人国際宗教研究所理事・社会福祉法人鶯鳴会理事・三重県文化財保護審議会委員など兼務。専門は、宗教社会学、近代神道・神社祭祀研究。博士(宗教学)。著書に『蘇るムラの神々』(大明堂・単著)、『地域神社の宗教学』(弘文堂)、『日本人と神様』(ポプラ新書)、などがある。




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